小説「なき虫とビリー」読者感想

連載完結しました

小説『なき虫とビリー


エブリスタにて、

ビリー・ファンタジア★

読者のここさんより「なき虫とビリー (全話読了)」へのコメントが届きました。


*

ナキムシとビリーの関係性が非常にうまく描かれていて、このふたり(二匹?)セットでとても好きになりました。基本的には気が弱いのだけれどどこか変なところで度胸の座っているナキムシと、ぶっきらぼうだけど友達思いなビリーというそれぞれのキャラクターが立っていたと思います。


ストーリーも、冒険あり、友情あり、笑いありで、読みながらワクワクする一方で、じんとくる展開もあったので読みごたえがありました。


タイヨウの存在は何だったのか、ナキムシがタイヨウなしでも強く生きていけるように時に優しく厳しく見守る存在だったのか、非常に気になるところです。また、タイヨウとナキムシの過去や、シオンさんやキクちゃんと本当は何があったのかなど、描かれていない部分でもう少し読者に見えるように深掘りしても良かったかなと思うところもありました。舞台が「富士山」だった必然性も、はっきり示さなくとも、なんらかの形で触れても良かったと思います。


以上、個人的に気になる点はありましたが、お話自体がテンポよく進んでいてキャラクターも可愛らしく、子どもが読んでも大人が読んでも感動できるいいストーリーだったと思います。わかりやすい文章と表現力で、情景を想像しながら楽しく読めました。このような童話っぽいお話はとても好きなので、また作者様の書かれたこの話の続編や同じような雰囲気の話を読んでみたいと思いました。

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